ジェームズ・ディーンのお墓（9月30日が命日）

ジェームズ・ディーンのお墓（9月30日が命日）

 

ジェームズ・ディーン（James Dean、1931年2月8日 - 
1955年9月30日）は、アメリカ合衆国の俳優。
愛称はジミー（Jimmy）。自身の孤独と苦悩に満ちた生い立ちを
迫真の演技で表現し名声を得ますが、デビュー半年後に
自動車事故によって24歳の若さでこの世を去った伝説的俳優。
非常に短い活動期間ながら、彼の存在は映画界のみならず、
ロックンロール、ティーンエイジャーのライフスタイル、
カウンター・カルチャーなどにも影響を与えました。

1937年の6歳時、父が歯科技工士になるため
ロス近郊サンタモニカに越してきました。
ジェームズが9歳の時、母ミルドレッドが卵巣がんで亡くなると、
父ウィントンは出身地のインディアナ州フェアマウントで農場を営む
クエーカーの姉夫婦に彼を預け、そこで育てられました。

 

高校時代から演劇に興味をもち、
カリフォルニア大学ロサンゼルス校（UCLA）の演劇科で学びます。
舞台やコマーシャルなどに出ていましたが、
更に俳優としてのキャリアを追い求めるために中退、
ニューヨークに移ります。そこで1950年代の
『Kraft Television Theater』、『Danger』や『General Electric Theater』のような
テレビ番組の何編かに出演しました。この頃よりジェームズは
アンドレ・ジッドの『背徳者』に心酔して
ハリウッドへ行き、映画スターとなることを夢見るようになります。

『底抜け艦隊』等の映画の端役をいくつかこなした後、
1955年に『エデンの東』のキャル・トラスク役で初めて
主役を演じて認められます。

彼はこの役でアカデミー賞の主演男優賞にノミネート。
この後、続けざまにその年の『理由なき反抗』で主役を、
『ジャイアンツ』で準主役を演じ、
またもやアカデミー賞にノミネートされることになります。
しかしながら後述のように、ディーンが生きている間に
その名を世間一般に知らしめたのは、

結果的には『エデンの東』の演技を通してのみでした
（なお日本では、その『エデンの東』すら初公開は彼の死後）。
そのため、生前における彼に対するイメージはあくまでも
"新進気鋭の注目若手俳優"といった位置付けのみに留まり、
惜しくもその人気と実力が存命中に

確立されることはありませんでした。

 

『ジャイアンツ』の撮影終了1週間後の9月30日、
ジェームズはサリナスで行われるレースに向かうために
同乗者の自動車整備士ラルフ・ウッタリックと共に、
愛車であるシルバーのポルシェ・550スパイダーで
カリフォルニア州の州道を走行中、

午後5時15分にショラム近郊にある
州道46号線と41号線の東側の分岐点で、
交差点を転回していたフォードに衝突しました。
ウッタリックは車外に投げ出されて骨折、
フォードの運転手も軽傷で済みますが、

ジェームズは車内に閉じ込められ、首の骨を含む複雑骨折、

内臓損傷などでほぼ即死状態でした。

事故原因はディーン側のスピード超過による

完全な過失として当初扱われたが、
後に車両の残骸とディーンの体の位置が、
違反とされる速度とは矛盾していることが指摘されます
（しかし彼が事故の約2時間前にスピード違反の切符を

切られていたことも事実でした）。
事故直前にブラックウェルズ・コーナーにある

テキサコロストヒルズに隣接するガソリンスタンドで

給油を行うディーンの写真が撮影されたが、
これがディーンが亡くなる直前に

撮られた写真として有名です。

 

同年10月8日、故郷フェアマウントの

フェアマウントフレンズ教会で葬式が執り行われます。

棺桶は彼の重傷を隠すために閉じたままでした。
推定600人の会葬者が参列し、

さらに2,400人のファンが建物の外に集まりました。
遺体はフェアマウントにある公園墓地に埋葬され、

現在も献花が絶えません。

『理由なき反抗』は死から約1か月後の10月27日に公開され、
遺作『ジャイアンツ』はその約一年後の

1956年10月10日に公開されました。
最初の長編出演（feature role）で

アカデミー賞にノミネートされたのはディーンを含めて5人しかおらず、
また死後に2度ノミネートされたのは彼だけです。

アメリカ合衆国 インディアナ州 フェアマウント パーク墓地に眠ります。
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