遠藤周作のお墓(9月29日が命日)
2024/09/29
遠藤周作のお墓(9月29日が命日)
遠藤 周作(えんどう しゅうさく、1923年〈大正12年〉3月27日 -
1996年〈平成8年〉9月29日)は、日本の小説家。
日本ペンクラブ会長。日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。
11歳の時カトリック教会で受洗。評論から小説に転じ、「第三の新人」に数えられました。
その後『海と毒薬』でキリスト教作家としての地位を確立。
日本の精神風土とキリスト教の相克をテーマに、
神の観念や罪の意識、人種問題を扱って高い評価を受けました。
ユーモア小説や「狐狸庵」シリーズなどの
軽妙なエッセイでも人気がありました。
1993年5月に腹膜透析の手術を行います。
一時は危篤状態までに陥ったが、奇跡的に回復します。
最初はなかなか苦痛に耐えられず、愚痴や泣き言を繰り返しましたが、
自分とヨブの境遇を重ね合わせ、
「ヨブ記の評論を書く」と決心してからはそれがなくなった。
1995年『深い河』を原作として、
インドの母なる大河ガンジス(ガンガー)を舞台に、
愛と悪と魂の救済がテーマとする映画が公開されます。
撮影にあたりインド政府の協力により、
日本映画初のインドでの長期ロケーションが実現しています。
1996年4月、腎臓病治療のため慶應義塾大学病院に入院、同年9月に脳出血。
同月28日には昼食を喉に詰まらせ、肺に誤嚥し呼吸停止に陥りました。
それはすぐに取り除かれますが、そこから病原菌が広がり、肺炎を併発。
それは肺を片方しか持たない人間には致命的な事態でした。
翌9月29日午後6時36分、肺炎による呼吸不全で同病院で死去した。73歳。
東京都千代田区・聖イグナチオ教会地下納骨堂に眠ります。
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