マザー・テレサのお墓(9月5日が命日)
2024/09/05
マザー・テレサのお墓(9月5日が命日)
マザー・テレサ(Mother Teresa, 1910年8月26日 - 1997年9月5日)、
あるいはコルカタの聖テレサ(Saint Teresa of Calcutta)は、
カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。
またカトリック教会の聖人です。本名はアルーマニア語で
アグネサ/アンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジ(Agnesa/Antigona Gongea Boiagi)、
アルバニア語でアニェゼ/アグネス・ゴンジャ・ボヤジウ(Anjezë/Agnès Gonxha Bojaxhiu)。
「マザー」は指導的な修道女への敬称であり、「テレサ」は彼女の敬愛した
リジューのテレーズにちなんだ修道名です。
コルカタ(カルカッタ)で始まったテレサの貧しい人々のための活動は、
後進の修道女たちによって全世界に広められています。
生前からその活動は高く評価され、1973年のテンプルトン賞、
1979年のノーベル平和賞、1980年のバーラト・ラトナ賞(インドで国民に与えられる最高の賞)、
1983年にエリザベス2世から優秀修道会賞など多くの賞を受けました。
1996年にはアメリカ合衆国史上5人目の名誉市民に選ばれています。
1993年5月、テレサは転倒して首の骨にひびが入り、8月にはマラリアに罹患します。
9月にはカルカッタで心臓病の手術を受けます。1997年3月、体力の限界を感じ総長職を辞任。
1997年9月5日、世界が見守る中、
テレサはカルカッタのマザー・ハウスにて逝去。満87歳没。
テレサが亡くなった1997年には「神の愛の宣教者会」のメンバーは4,000人を数え、
123か国・610か所で活動を行っていました。
活動内容はホスピス、HIV患者のための家、ハンセン病者のための施設(平和の村)、
炊き出し施設、児童養護施設、学校などがあります。
宗派を問わずにすべての貧しい人のために働いたテレサの葬儀は、
1997年9月13日にインド政府によって国葬として荘厳に行われました。
その葬儀には各宗教の代表者が参列し、
宗教の枠を超えて尊敬されたことを象徴するものとなりました。
マザーの棺は陸軍兵によって砲車に乗せられ、国葬会場まで行進しました。
独立の父マハトマ・ガンジー、初代ネール首相につづき、マザー・テレサは3人目でした。
遺体はテレサの遺言どおり「神の愛の宣教者会」本部に葬られました。
彼女の死は国家的な損失であるとインドの人々は嘆き、
世界の人々も彼女の偉大な働きを思って追悼しました。
インドの政治指導者や首相以外で国葬されたのは彼女と
2011年4月に死去したサティヤ・サイ・ババのみです。
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