新美南吉のお墓(3月22日が命日)
2024/03/22
新美南吉のお墓(3月22日が命日)
新美 南吉(にいみ なんきち、1913年〈大正2年〉7月30日 -
1943年〈昭和18年〉3月22日)は、日本の児童文学作家。
本名は新美 正八(旧姓:渡邊)。
愛知県半田市出身。雑誌『赤い鳥』出身の作家の一人であり、
彼の代表作『ごん狐』(1932年)はこの雑誌に掲載されたのが初出。
結核により29歳で亡くなったため、作品数こそ多くないが
『ごん狐』が小学校の国語教科書に継続的に採用されており、
近年でもアニメーション制作が実施されたり学芸会の演目になることも多いので
現在でも一定の国民からの知名度を持ちます。
童話の他に童謡、詩、短歌、俳句や戯曲も残しました。
彼の生前から発表の機会を多く提供していた友人の巽聖歌は、
南吉の死後もその作品を広める努力をしました。
半田市名誉市民。出身地の半田には、新美南吉記念館のほか、
彼の実家や作品ゆかりの場所を巡るウォーキングコースも作られています。
半田市は生誕100周年にあたる2013年に
新美南吉生誕100年記念事業を各種行われました。
3月22日午前8時15分、死去。29歳8か月の生涯でした。
死因が結核だったこと、関係者が学年末で忙しかったことなどから、
葬儀は1か月後の4月18日、離れの家で行われます。
法名「釈文成」。
半田市柊町の共同墓地、北谷墓地に葬られました。
巽聖歌が寄贈した墓石の裏には
「法名 釈文成 俗名 正八 昭和十八年三月二十二日歿行年三十一才
童話詩小説の作家歿後声明高まる」と彫られています。
忌日の3月22日は、1934年に書かれた詩『貝殻』にちなみ
「貝殻忌」と命名され、新美南吉記念館ではこの日を中心として
講演会や朗読劇など様々なイベントが開催されています。
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