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笠智衆のお墓(3月16日が命日)

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笠智衆のお墓(3月16日が命日)

笠智衆のお墓(3月16日が命日)

2024/03/16

笠智衆のお墓(3月16日が命日)

 

笠 智衆(りゅう ちしゅう、1904年〈明治37年〉5月13日 -
 1993年〈平成5年〉3月16日)は、日本の俳優。身長171cm。

1925年(大正14年)に松竹に入社し、10年間ほど大部屋俳優として過ごした後、
小津安二郎監督に見いだされ、彼の『大学よいとこ』で助演。

以降『晩春』『東京物語』など、小津作品には欠かせない俳優となりました。

小津作品以外にも、木下惠介、岡本喜八、山田洋次、
黒澤明等の監督の作品に登場し、貴重なバイプレーヤーとして活躍。
一貫して日本の父親像を演じてきました。
日本を代表する老け役の1人です。

 

1942年(昭和17年)に公開した小津監督の
『父ありき』で主演(小津作品の中では初主演)、
7歳年下の佐野周二の父親を演じ、以降小津作品に欠かせない存在となりました。
戦後の小津作品には全作出演しています。
『晩春』では原節子の父親を演じ、『宗方姉妹』では4歳下の田中絹代の父親、
『東京物語』では1歳しか歳の変わらない杉村春子、5歳下の山村聡らの父親で
15歳も年上の東山千栄子と夫婦を演じるなど、
老け役として見事な演技を披露します。
逆に、『麦秋』では2歳年下の菅井一郎の長男役で出演しています。
そのほか、『秋刀魚の味』でも岩下志麻の父親を演じました。

小津作品の出演によって声価を高めた笠は、日本映画界を代表する俳優となり、
小津作品で多く父親役を演じたことから「日本の父親像」を確立したと評されます。
小津作品では主演で迎えられ、そのほかの作品では脇役として活躍。

 

1969年からは山田洋次監督の『男はつらいよ』シリーズに
柴又帝釈天の御前様(坪内住職)役で出演したことで知られます。
黒澤明監督作品には3本出演。
1965年、『たまゆら』の主演でテレビドラマへ進出。
生涯で約90本のドラマに出演し、向田邦子、倉本聰、山田太一といった
名高い脚本家からは指名で出演することも多かった。
1993年3月16日午後2時13分、満88歳で没。
亡くなる数年前からは膀胱癌を患うなど健康を害していたが、
最期まで現役をまっとうし存在感を維持し続けました。

 

亡くなる約3か月前に封切られた映画『男はつらいよ 寅次郎の青春』
(シリーズ第45作、1992年)が遺作となった。
『サラダ記念日』から『青春』までは癌になっていた影響で
出演シーンは笠の自宅で撮影しており、出番は少なくなっています。

神奈川県鎌倉市の成福寺(しょうふくじ)に眠ります。合掌=

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