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忠犬ハチ公のお墓(3月8日が命日)

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忠犬ハチ公のお墓(3月8日が命日)

忠犬ハチ公のお墓(3月8日が命日)

2024/03/08

忠犬ハチ公のお墓(3月8日が命日)

 

1923(大正12)年11月10日、秋田県の斎藤家に生まれたハチは、
翌年1月に渋谷・松濤で暮らす東大農学部教授の上野英三郎博士に譲り受けられます。
「犬好き」として知られる上野博士はとてもハチをかわいがり、
博士の出勤時渋谷駅改札口までの送り迎えをすることがハチの日課になります。

 

1925(大正14)年5月、博士は教授会議後に脳出血で急死します。
ハチと博士が一緒に過ごした時間は僅か1年と数カ月余りでしたが、
その後も「渋谷駅前で亡き主人の帰りを毎日待ち続ける」ハチの姿が目撃され、
そのエピソードが新聞記事で報道されたのをきっかけに
美談として全国に知られようになります。
昨今では日本人のみならず、ハチ公像を目当てに渋谷を訪れる外国人観光客の姿も非常に多いです。

1935(昭和10)年3月8日、ハチは11歳で死去。


発見されたのは渋谷駅東口、
当時稲荷橋近くにあった滝沢酒店の路地(現在の渋谷ストリーム付近)。
東大研究チームによれば、死因は肺や心臓など広範囲にガンが見つかり、
さらに寄生虫によるフィラリア症も重度でまさに満身創痍の状態でした。
亡くなる前日も、駅周辺でかなりにだるそうに歩いている姿が目撃されています。
ハチの訃報のニュースが伝わると、
全国から3000人あまりの人びとが銅像前に殺到し、
別れを惜しんだそうです。

葬儀は3月12日、上野博士が眠る青山墓地で行われ埋葬された。

ちなみにハチの亡骸は上野・国立科学博物館へ寄贈され、
剥製として現在も常設展示されています。
野犬に咬まれ片耳が垂れるハチ公像と異なり、
剥製のハチは両耳がピンと立っています。

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