式亭三馬のお墓(2月27日が命日)
2024/02/27
式亭三馬のお墓(2月27日が命日)
式亭三馬(しきていさんば、安永5年(1776年) -
文政5年閏1月6日(1822年2月27日))は、
江戸時代後期の地本作家で薬屋、浮世絵師。
滑稽本『浮世風呂』『浮世床』などで知られます。名は菊地泰輔、字は久徳。
通称は西宮太助。戯号は四季山人、本町庵、遊戯堂、洒落斎(しゃらくさい)など。
天明4年(1784年)9歳から寛政4年(1792年)16歳まで、
本石町(現・中央区日本橋本石町)の地本問屋翫月堂掘野屋仁兵衛方に住み込み、
出版界の事情を知ります。父が版木師で奉公先が版元。
戯作者へと歩み、寛政6年(1794年)18歳のとき、
黄表紙『天道浮世出星操』『人間一心覗替繰』等を、親友の春松軒西宮新六から初出版します。
平賀源内、芝全交、山東京伝を慕いました。
文化6年(1809年)の『浮世風呂』が大流行し、
文化9年(1812年)一子虎之助(式亭小三馬)を得た一方で、
古本屋を畳んで文化7年(1810年)(34歳)から売薬の販売製造を始めます。
著書で薬を宣伝し、薬の客が読者にもなるという好循環が生まれ
「江戸の水」は大いに売れました。
文政5年(1822年)に没した。歓誉喜楽奏天信士。
深川の雲光院寺中の長源寺(現・江東区三好二丁目)に葬られましたが、
関東大震災後の大正15年(1926年)、
墓は碑文谷(現・東京都目黒区碑文谷一丁目)の
正泉寺に改葬され、現存します。
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