カレン・アン・カーペンタ-のお墓（2月4日が命日）

カレン・アン・カーペンタ-のお墓（2月4日が命日）

 

カレン・アン・カーペンター（Karen Anne Carpenter、

1950年3月2日 - 1983年2月4日）は、

カーペンターズのヴォーカリスト、ドラマー。

声種はアルトで、3オクターブの声域を持っていた。

彼女の声の美しさについては、ビートルズのジョン・レノンや

ポール・マッカートニーをはじめとした

一流のアーティストたちも絶賛しています。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」

において第94位。

「雑誌Qの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」

において第48位。

 

兄のリチャードが音楽で才能を開花させていた影響を受けて、

10代半ばになると、好きだったビートルズのリンゴ・スターや

ジャズ・ドラマーのジョー・モレロが使用していた

ラディックのドラムスを親にねだります。

しかし以前にサックスやフルートを挫折していたので、

両親や兄リチャードは続くかどうか半信半疑だったそうです。

しかしカレンはドラムに没頭し、練習を繰り返します。

その甲斐あってカレンのドラムスの腕前は瞬く間に上達し、

民族音楽によく見られる変拍子もこなすようになります。

一方、本格的にボーカルのトレーニングを受けに行くと、

トレーナーから「あなたには、何も教えるものはない」

と言われるなど、彼女には歌手としての天性の素質がありました。

あの歌声は天才的ですね。。

 

こうしてカレンは兄や友人たちと結成したバンド

「スペクトラム」から、ドラムスとボーカルを担当することとなります。

しかし、カーペンターズとしての活動が活発になるにつれ、

歌手として前面に立つことが多くなっていきます。

やがてリチャードの意向を受けてヴォーカル専門に活動するようになった

（カレンがタムの多いドラムスを好んで使っており、

観客席から見えにくいというのも一因）。

カーペンターズはカリフォルニア州を中心として、

やがて世界的に活動するようになります。

 

 

1980年、若手実業家のトム・バリスと結婚をするも、翌年暮れには破綻。

離婚同意書にサインする直前（約束の6時間ほど前）に

彼女が死去したため、現在も既婚のままとなっています。

1983年2月4日早朝、両親の家で意識不明になっているところを発見され、

同日死去。満32歳没。

死因は急性心不全。長期の闘病生活が心臓に負担をかけていたと思われます。

なお、映画『カレン・カーペンター・ストーリー』によれば、

晩年は過食症と拒食症の症状が繰り返し起こっており、

死去前日は食欲が少し出てきたところで翌日亡くなったことになっています。

彼女の死は社会に大きな衝撃を与え、

拒食症などの摂食障害が社会的に認知されるきっかけとなりました。

 

＜兄／リチャードの自宅側に眠ります＞

カレンの遺体はカリフォルニア州オレンジ郡のForest Lawn-Cypressに

埋葬されましたが、2003年末に兄リチャードの自宅に近い

ロサンゼルス郡のヴァレー・オークス・メモリアルパークに改葬されました。