ルイス・キャロルのお墓（1月14日が命日）

ルイス・キャロルのお墓（1月14日が命日）

 

ルイス・キャロル
（Lewis Carroll [ˈluːɪs ˈkæɹəł], 1832年1月27日 - 1898年1月14日）は、
イギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人です。
本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン 
(Charles Lutwidge Dodgson) で、
作家として活動する時にルイス・キャロルのペンネームを用いました。
このペンネームは "Charles Lutwidge" をこれに対応するラテン語名
 "Carolus Ludovicus" に直し、再び英語名に戻して
順序を入れ替えたもの。

 

作家としてのルイス・キャロルは、
『不思議の国のアリス』の作者としてよく知られています。
「かばん語」として知られる複数の語からなる造語など、
様々な実験的手法で注目されています。
数学者としては、チャールズ・ドジソン名義で著作を出しています。
キャロルの作品は出版以来人気を博し続けており、
その影響は児童文学の域に止まらず、
ジェイムズ・ジョイスやホルヘ・ルイス・ボルヘスのような
20世紀の作家らにも及びます。

 

『不思議の国のアリス』の即時的かつ驚異的な成功により、
著者の人生はドジソンとしての現実の人生と、
ルイス・キャロルの周囲に展開する神話の2つに、
事実上二分されてしまいます。
キャロルは金銭的に成功し、彼の物語によって
広く知られるようになったもう一人の人格が作り上げらます。
『不思議の国のアリス』の著者として知られている、
少女と浮世離れした変人のイメージです。

押しも押されもせぬ名声と富を築き上げる中で、
ドジソンは1881年までクライスト・チャーチの教職を続け、
死ぬまでそこの住居に留まります。

 

キャロルは1872年に『鏡の国のアリス』を発表し、
1876年にはジョイス的な模擬英雄詩『スナーク狩り』を発表します。
この本は、アリス以降の重要な子供友達である
ガートルード・チャタウェイに捧げられています。
1886年12月22日には、『地下の国のアリス』の複製本が5千部出版されます。
1889年と1893年には、最後の小説である『シルヴィーとブルーノ』の各巻を発表しました。

 

キャロルは自分が書いた手紙について記録を残しているため、
膨大な量の手紙を書いた事が知られています。
キャロルは、アリスのレターセットと、
パンフレット『手紙を書く際の八、九の心得』を出版しています。

 

ドジソンはまた彼自身の本名により、
多数の数学論文や著書を発表しています。
不思議の国のアリスが好評を博し、
ヴィクトリア女王が他の著作も読みたいと依頼したところ、
『行列式初歩』という数学書が送られてきて面食らったという逸話が残っています。
しかし、キャロル本人はその逸話が事実無根であると否定しているそうです。
どういうことなんでしょ？？

 

66歳の誕生日を間近に控えた1898年1月14日、
ドジソンはギルフォードにある姉妹の家に滞在中に、
インフルエンザから併発した肺炎で死亡します。

 

＜墓所はイギリス ギルフォード マウント墓地＞
ドジソンは死後、ギルフォードのマウント・セメタリーに埋葬されました。