南方熊楠のお墓(12月29日が命日)
2023/12/29
南方熊楠のお墓(12月29日が命日)
南方 熊楠(みなかた くまぐす)
1867年5月18日(慶応3年4月15日) - 1941年(昭和16年)12月29日)は、
日本の博物学者・生物学者・民俗学者。
生物学者としては粘菌の研究で知られているが、
キノコ、藻類、コケ、シダなどの研究もしており、
さらに高等植物や昆虫、小動物の採集も行なっていました。
そうした調査に基づいて生態学(ecology)を
早くから日本に導入した人物です。
1929年には昭和天皇に進講し、粘菌標品110種類を進献しています。
民俗学研究上の主著として
『十二支考』『南方随筆』などがあります。
その他にも、投稿論文、ノート、
日記のかたちで学問的成果が残されています
<語学に堪能だが・・>
フランス語、イタリア語、ドイツ語、
ラテン語、英語、スペイン語に長けていた他、
漢文の読解力も高く、古今東西の文献を渉猟しました。
言動や性格が奇抜で人並み外れたものであるため、
後世に数々の逸話を残しています。
柳田國男から「日本人の可能性の極限」と称され、
現代では「知の巨人」との評価もあります。
東京大学予備門中退後、19歳から約14年間、
アメリカ、イギリスなどへ海外遊学。
さまざまな言語の文献を使いこなし、
国内外で多くの論文を発表しました。
研究の対象は、粘菌をはじめとした生物学のほか
人文科学等多方面にわたり、
民俗学の分野では柳田国男と並ぶ重要な役割を果たしました。
生涯、在野の学者に徹し、地域の自然保護にも力を注いだ
エコロジストの先駆けとしても注目されています。
<お墓は和歌山県田辺市の高山寺に>
熊楠は彼が愛した田辺の町と神島を見下ろす
高山寺のお墓に眠っています。
「南方熊楠墓」の字は、弟子の雑賀貞次郎が
熊楠の自筆文字のなかから選んだものです。合掌=
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