カーネル・サンダースのお墓（12月16日が命日）

カーネル・サンダースのお墓（12月16日が命日）

 

ハーランド・デイヴィッド・サンダーズ（Harland David Sanders、1890年9月9日 - 1980年12月16日）は、
アメリカ合衆国の実業家です。ケンタッキーフライドチキン（KFC）の創業者で知られます。
愛称のカーネル・サンダース（Colonel Sanders）として、
全国のケンタッキーフライドチキンの店頭でお客を出迎えます。

青年期に40種に上る職を転々とし、30代後半から経営を始めて最初のガソリンスタンドは倒産。

 

40歳から始めた2度目のガソリンスタンドにカフェを併設したアイデアが当たり、
後のケンタッキー・フライドチキンの原型となりました。とても優れたアイデアマンです。

「カーネル」（Colonel）は名前でも、軍の階級である大佐でもなく、
ケンタッキー州に貢献した人に与えられる「ケンタッキー・カーネル」という名誉称号（名誉大佐）です。
日本では「カーネルおじさん」「ケンタッキーおじさん」の愛称が定着しています。

 

＜きっかけはお客の一言＞
1930年6月、ガソリンスタンドを利用した客から言われた一言から、
ガソリンスタンドの一角に物置を改造した6席のレストラン・コーナー「サンダース・カフェ」を始めました。

サンダースはガソリンスタンドの支配人と調理師とレジ係を兼ねていました。
州の南北を貫く幹線道路である国道25号線に面した店は繁盛し、規模を拡大しました。

 

1935年には「州の料理への貢献」が評価されて、ケンタッキー州知事から
「ケンタッキー・カーネル」の名誉称号を与えられました。

「サンダース・カフェ」は、1937年にはモーテルを併設した142席のレストランに成長しました。
店舗が火災に見舞われるなどの災難もありましたが、1941年にはコービンに147人収容のレストランを再建しました。

現在この店舗は博物館  となり、アメリカ合衆国国家歴史登録財となっています。

 

＜カーネル・サンダースのお墓＞
ケンタッキー州ルイビルのケーブ・ヒル墓地にあります。
場所はルイビルのダウンタウンから車で5分程の便利な立地。
ここはルイビルの中でも特に大きい墓地で、ルイビルにゆかりのある数多くの著名人の他、
戦没者などが静かに埋葬されています。
2016年3月に逝去した、世界的なボクシング・ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリが眠る墓地でもあり、
ここにケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースもこの墓地に眠っています。